近年需要の高い「訪問看護師」
シフトが明確
訪問看護の働き方は基本的に訪問件数による勤務となりますので、シフトがとても明確に出ています。また土日の待機は常勤のナースが行ってくれるということもあり、アルバイトやパート勤務であれば土日は勤務がありませんので、休みの日は子供と家でゆっくりすることができます。仕事と育児を両立する際に重要となるのは時間がしっかりと守られるかどうかという点と、土日が休みかどうかということなので、訪問看護は育児中の仕事に向いているということがわかると思います。
常勤よりストレスが少ない
スキルによっても変わりますが、パートで働く場合はしばらくの間常勤ナースの人とペアで仕事をすることが多くなります。患者さんのことを相談できる相手がいるので、自分一人で抱え込み、思い詰めてしまうことが少なくなります。あまり仕事に関してナイーブになり過ぎると子育てに影響が出てしまうこともありますので、そういった点で育児をしながらの働き方として向いていると言えるでしょう。
対人ストレスがない
ナースの職場でよく聞く悩みの1つが人間関係です。ナースは働いている人のほとんどが女性ということもあり、女性社会が形成されることがほとんどです。そして女性社会特有の人間関係が苦手という人は人間関係を面倒に感じたり、職場の人と接することを避けてしまったりと、ストレスを感じることが多くあります。
訪問看護では基本的に1人で動いて1人で仕事を完結させます。もちろん連絡事項などで他のナースとの協力体制を作ることは当然ですが、それ以外では特に関わりあう必要は特にありません。チームで仕事を回していますが、仕事は基本的に個人が行いますので対人関係でのストレスを感じずに働けます。
急な休みへの対応
育児中の悩みには子供の体調の急変で突然仕事を休まなければならないことがあります。ある程度の規模の訪問看護ステーションでは突発的に休まなければならなくなったナースのためのフォロー体制が整っていますので、子供の体調が急に悪くなってしまった際にも安心して休みを取ることができます。
記録を家に持ち帰れることも
事業所による方針で違いますが、クラウド型のカルテを導入している事業所であれば自宅で記録の仕事をすることができます。仕事を早めに切り上げたいと思ったら、自宅に持ち帰って記録などの仕事を済ませることができます。そのため育児をしながら働く際にはこの点も考えてみるとより一層働きやすく感じるはずです。
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